- 「寮か一人暮らし、どっちにしようかな?」
- 「寮は家賃が安いけど、共同生活が嫌だな」
と悩んでいませんか。
実は、面倒くさがりな一人暮らし経験者ほど、共同生活にメリットを感じることがあります。
なぜなら、食堂や管理人さんの存在が生活に大きな影響を与えるからです。
私は、
- 大学→大学院:6年間の一人暮らし
- 現在の社会人:2年間の寮
で生活してきた経験があります。
本記事では、そんな私が、入寮を検討する人に対して、一人暮らしと比較して「社会人が寮に入るべき3つの理由」を解説します。
本記事を読むことで、「ちょっと寮は嫌なんだよ」と思っている人でも、一旦は寮に入ってみようと思うはずです。
私自身も、入寮するまでは、「共同生活は嫌だな」と思っていましたが、実際に住んでみると、「ずっと住みたい」と思うほどに気に入ってしまいました。
結論は、
- 家事の負担が少ない
- 生活費が安い
- 意外に同居人と会わない
から、寮には入るべきだと思います。
ただし、本記事で紹介する寮の内容は、会社ごとに寮の形態やルールは異なるので、すべての寮に当てはまる内容ではないと思います。
そのため、あくまでも「こんな寮もあるんだ」という一例として、参考にしていただきたき、実際の内容は会社に聞いてみると良いと思います。
寮に入るべき理由
社会人が寮に入るべき理由は、
- 家事の負担が少ない
- 生活費が安い
- 意外に同居人と会わない
からです。
寮はこれらの恩恵を同時に受けることができます。
家事の負担が少ない
寮に入るべき理由①は「家事の負担が少ない」からです。
これまで実家で暮らしている人は気づきにくいと思いますが、家事は想像以上に大変なものです。
一人暮らしをすると、母の偉大さを身をもって痛感し、ありがたみをしみじみと感じると思います。
主な家事をあげてみると、
- 食事の準備、後片付け
- 部屋や水回りの掃除
※水回り(キッチン、風呂、トイレ、洗面所、洗濯機) - 衣服の洗濯
などがあります。
これらの家事の中で、黄線の家事は、一人暮らしと同様に自分で行う必要がありますが、寮に入れば、赤線の家事を食堂のスタッフの方や管理人さんが行ってくれます。
人によっては、自分で食事の準備をしたり、掃除をしたりするよりも、食堂のスタッフの方や管理人さんのほうが、クオリティが高いと思います。
そのため、「まるで家政婦さん・家事代行サービスの人を雇っているかのような気分」を感じることができます。
また、水回りの共用については、寮のデメリットだと思う人もいると思います。
しかし、「共用だから掃除をしなくて良い」ということになれば、共用も悪くないと思いませんか。
個人的には、管理人さんが宅配便を受け取ってくれるので、再配達依頼して、それを受け取る作業が無くなるのもうれしいポイントです。
生活費が安い
寮に入るべき理由②は「生活費が安い」からです。
安くなる生活費とは、
- 家賃
- 食費
- 水道光熱費
のことです。
生活費が安くて嫌な人は、この世の中にいないと思います。
また、寮は生活費が安いことを知っている人も多いと思います。
なので、ここでは、具体的な生活費の例から、どのくらい安いかを解説します。
私の場合、「一人暮らしの時」と「現在の寮」の生活費を比較すると、以下の通りです。
生活費(万円/月) | 一人暮らし | 寮 |
---|---|---|
家賃 | 3.5 | 0.7 |
食費 | 3 | 2.5 |
水道光熱費 | 1 | 0.8 |
合計 | 7.5 | 4 |
食費や水道光熱費はそれほど変わりませんが、家賃は2.8万円も安いことがわかります。
また、車を持っている私としては、駐車場代が
- 一人暮らし:5000円/月
- 寮:300円/月
と激安価格だったのには、驚きました。
意外に同居人と会わない
寮に入るべき理由③は「意外に同居人と会わない」からです。
これは、入寮してから一番びっくりしたことである一方で、あまり人とは会いたくない私にとってはうれしい誤算でした。
私の寮は、20人/階×5階=(最大)100人が共同生活できる寮です。
現在も80人ほどが一緒に暮らしています。
そして、水回りはすべて共用で、
- キッチン:無し
⇒1つの食堂を(最大)100人 - 風呂:1つの大浴場を(最大)100人
- トイレ:大2/階、小3/階を(最大)20人
- 洗面所:4つ/階を(最大)20人
- 洗濯機:4つ/階を(最大)20人
が共用で使うような環境で生活しています。
それにもかかわらず、同じ寮の人とは、「意外」と会いません。
理由は、正確にはわかりませんが、寮で生活していく中で感じたこととして、
- 1人ひとりが水回りを使う時間が短い
- 人によって生活時間が異なる
からだと推測します。
ここで「意外」とは、どのくらい人かの目安を示すと、
- キッチン:無し
⇒食堂:平均5人(※自分のみの時もある) - 風呂:平均5人(※自分のみの時もある)
- トイレ:基本自分のみ
- 洗面所:基本自分のみ、朝は平均2人
- 洗濯機:基本自分のみ
となっております。
確かに一人暮らしなら、人と会うことはあり得ません。
しかし、寮でも、例えば、食堂や風呂では、毎日同じくらいの時間帯に使う人が多いため、
- 会う人は基本的に同じ人である
- 時間帯によっては、自分のみの時もある
ものです。
このような環境だったら、別にいいかなと思いませんか。
とは言っても、「その数人に会うのが嫌なんだよ」と思う人もいると思います。
しかし、人は慣れる生き物なので、1か月も経つと、寮内で人に会っても何も感じなくなります。
特に、仕事で接点のない人とは、同じ寮生と言っても知らない人なので、何も感じないはずです。
個人的な感覚では、牛丼屋やラーメン屋などに1人で行ける人はすぐに慣れると思います。
シェアハウスもおすすめ
最後に、寮に入れるかどうかを悩めるのが当たり前ではないことは知っておいてほしいです。
寮は、会社の福利厚生の1つであり、すべての会社にあるわけではありません。
そして、寮に入れる人数には制限があるので、基本的に入寮条件があります。
例えば、
- 満29歳以下
- 実家から〇km以内は入寮禁止
- 実家から公共交通機関を使って△時間以内は入寮禁止
など、年齢や実家に影響されてしまいます。
そのため、「寮に入れない」「そもそも寮がない」ことが考えられます。
そこで、寮と同じように
- 家事の負担が少ない
- 意外に同居人と会わない
- 生活費が安い
などの恩恵を受けることができるシェアハウスやシェアドアパートメントもおすすめです。
スポンサーリンク
●シェアハウス
スポンサーリンク
●シェアドアパートメント
ただし、都心にしか物件が無かったり、
- 共用スペースの掃除
⇒水回りの掃除が当番制とかで、結局家事することになってしまったら、寮と同じ恩恵を受けることができない - 入居時の条件
⇒高額な初期費用や半年間退去禁止などの条件があると、シェアハウスに入ってみて「自分には合わないな」と思っても、すぐに出て行きづらい
などには、注意して検討してみてください。
まとめ
社会人が寮に入るべき理由は、
- 家事の負担が少ない
- 生活費が安い
- 意外に同居人と会わない
からです。
そして、寮には入寮条件があります。
そのため、寮と同じ恩恵を受けることができる
もおすすめです。
このように、基本的に寮は有益なメリットがたくさんありますが、一人暮らしと比較すると、デメリットがないわけではありません。
寮のデメリットとして、
- 水回りが共用
- 会社の人と一緒に居やすい
- 規則や制限がある
などがあると思います。
しかし、これらのデメリットは、見方や考え方を変えることで、対処することができます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
まずは、自分の住居に対して重要視するものを検討してみてはいかがでしょうか。
例えば、
- 家事は極力したくない⇒寮
- 自由に住む場所を選びたい⇒一人暮らし
などと、自然と決まってくると思います。
以上です。本記事を読んでいただきありがとうございました。
コメント